浮気による離婚の慰謝料はどのくらい?
結婚をして夫婦で暮らしていても、なんらかのトラブル、夫婦喧嘩、その他にも様々な理由から別れることになるケースもあります。
結婚前は共に生活をすることで幸せになれると信じて結婚したのに、そのような状況になるとは想像していなくても、現実にはいろいろな理由、トラブルから別れることになるケースも多いためそのような状況に陥った場合には、きちんと慰謝料などを請求することも大切です。
別れてからも一人、もしくは子供も抱えた生活となる場合に、金銭的な面においてかなり厳しい状況になることもあるため、しっかりと慰謝料などを請求する必要があります。
状況によって額などにも違いがでる
浮気などが原因で離婚をする場合には、慰謝料を請求できます。
ですが、どの程度が相場なのかいまいちわからないという方もいるでしょう。
慰謝料に関しても結婚生活などの長さによっても差がでてくるため、婚姻期間が長いかどうかという点も焦点になります。
かなり長い結婚生活を送った後に不倫などが原因で別れることになるケースでは、慰謝料もそれに合わせて高くなる傾向があります。
逆に婚姻期間が1年程度などの場合には、比較的婚姻期間が短い点から、精神的なショックは少ないと判断され、金額的にも低くなる可能性は高いとみていいでしょう。
不倫などの期間の長さにも注目しよう
浮気、不倫のケースではすぐにそれが発覚するとは限りません。
それなりに長い期間ばれなければ裏切られた側としてみればかなりのショックを受ける、精神的ダメージは大きいものとなるでしょう。
このようにすぐに発覚した場合と違い、長期間ばれない状況が続いた場合には慰謝料に関しても高額になるケースが多いといえます。
ただし、どの程度の期間なのか、回数なども重要ですが、その証拠が具体的なものであり裏切られた側がしっかりと証拠を持っていることも必要です。
そして過去にも不倫などをしている場合で、その後二度とそのようなことはしないと誓ったにもかかわらず再び繰り返してしまうケースもあります。
このような場合にも約束をしたにもかかわらず裏切っているため、慰謝料なども高額に請求できることになるでしょう。
このほかにも、夫婦だけの問題ではなく子供がいる家庭の場合などは、子供に対しても精神的ダメージを与えることになります。
さらに離婚後は子供を抱えた生活になることで、金銭面での負担も大きくなるため慰謝料に関しても高くなる傾向もあります。
子供に関しては幼いほうが感受性が豊かな時期でもあるため、精神的ショックを受けやすいと考えられ、年齢が若いほど慰謝料が高額になるともいわれています。
そして、家庭に子供が一人とは限らず、子供の人数が多いほど不倫などによる被害者が多くなるという点からも慰謝料が高額になる点も押さえておきましょう。
慰謝料の相場を把握することも大切
浮気が原因で離婚をする場合の相場としては、200万から300万前後が一般的です。
ただし、別居などで済むようなケースでは100万から200万程度も相場です。
慰謝料において明確な基準というものがないため、ケースバイケースというのが正直なところです。
ですが、おおよその相場などは把握しておくと、パートナーの不倫など発覚した場合に、どの程度の慰謝料となるのか判断がつきやすくなるため把握しておくといいでしょう。
また、人によって生活状況や子供の有無などさまざまな状況が想定できます。
そのため、不倫などをされてしまった場合には、かなりの精神的ショックから感情的に行動や判断をしてしまうことも多く、正常な判断に欠けることもあるでしょう。
自身ですべてを抱え込んでしまうよりも専門の弁護士などを頼るということも重要です。
法律的な面からいろいろとサポートしてくれる、裁判においても力強い味方になってくれるため頼ってみるということも大切です。
相手が悪くても非を認めず、慰謝料などに関してもスムーズに応じないこともあります。
お互いの意見が平行線をたどり、状況が進展しないようでは精神的にもかなりのストレスを味わうことにもなるでしょう。
そのような停滞する状況を回避する意味でも、専門である弁護士を通じて交渉を行うことで、スムーズな解決に至ることもあります。
慰謝料に関しても自身で交渉するよりも弁護士を通じて行うほうがうまくいくでしょう。
東京でもこのような問題を解決してくれる弁護士事務所がいくつもあるため、納得のいく弁護士に依頼して問題を解決しましょう。
慰謝料などに関して、ケースバイケースで相場などの違いがあります。
自分である程度金額に関しての相場を把握することも重要ですが、スムーズな解決をはかるためには、弁護士などに依頼するということも大切です。
法律などに強いため、相手との交渉にもしっかりと対応してくれるため安心して頼ることができます。
精神的にもかなりのダメージを受けている状態で本人が相手側と交渉するのはなかなかきついものがあります。
その点からも弁護士を通じて行うことができるため、精神面の負担の軽減にもつながります。
弁護士を頼りに慰謝料なども納得できる額を得ることで、その後の生活を成り立たせていきましょう。