産後離婚で気をつけなければいけないこととは?
最近は離婚する人が増えているといわれていますが、実際に結婚生活をいとなむと離婚危機は何度か訪れることがわかります。
特に離婚危機の一つ目は子供ができたときになります。いわゆる産後離婚と呼ばれるものがこれに該当するでしょう。
ではいったいどのような危機なのでしょうか。
なぜ産後に別れることを考えるのか
男性と女性は、基本的に違った生き物になります。そのすれ違いの一つが、産後になります。産後離婚と呼ばれる言葉がありますが、これは結婚をしている若い男女の間に実際に起こりうることです。
どのようなきっかけかは人によって若干異なるものの、おおむね小さな子供がいることで夫婦間のいざこざが増えることが多いです。例えば、男は妻に対して性欲を持っているため体の関係を求めることがあります。もちろん妻も、そのような感情がないわけではありませんが子供が生まれてすぐのときはそのような余裕は決してありません。
そして、男性が気をつけなければならないのは、今まで女性だった妻が母親に変わってしまったことです。母親に変わることで、男性の相手をしてくれないだけでなく子育てに必死で笑顔すら見せる余裕がありません。すぐにイライラしてしまうこともあるでしょう。
特に、生まれてから1年の間は子供が何度も夜中に起きるようなことがあり寝不足になりかねません。このような状況では、夫の相手をすることもできなくなります。それがきっかけで産後離婚に発展することが多いです。このとき気をつけることは、少なくともお互いが相手を気遣うことです。自分の欲求をつけるのではなく半分は相手の気持ちを考えるように暮らしていくべきでしょう。
親権の問題をどのように考えたらよいか
離婚をする場合には、親権の問題が大きく関係してきます。まだ子供がいない段階ならばそのような問題は一切発生しません。もし妊娠中だった場合、ほぼ確実に母親のほうに親権がわたるでしょう。ところが、出産間もないころは必ずしも母親にわたるとは限りません。
親権がどちらに移るかは、さまざまな条件で判断されます。一つの事由だけではなく複数の事由を考慮した結果どちらがふさわしいかを決めていくでしょう。例えば、子供どちらが育てやすいかといった視点でみるとたいていの場合母親のほうが育てやすいはずです。なぜなら、その子供を産んだのは母親で通常母親になじむことが多いからです。また、子供の将来の幸せを願うと母親に親権がわたることが多くなります。
ただ、これに関しては若干の例外があるといえるでしょう。例えば、子供を育児放棄しているような母親も世の中にいますがそのような家庭においては母親に子供の親権を渡してしまうと子供が幸せになれない可能性が高くなります。あるいは、母親が子供に対して頻繁に暴力をふるっている場合です。このような場合も父親に預けたほうが幸せになると感じるならば、親権を父親に渡すことになります。
財産の問題も関係してくる
結婚して子供を初めて産んだ場合には、それほどお互いに財産を持っていないことが多いです。たいていの場合、20代後半から30代半ばぐらいで第一子を産みますが、このとき夫婦間でそれほど金銭的に余裕があることは少ないでしょう。
ただ、離婚するとなれば財産をどのように分けるかが問題になります。基本は、当事者で決めるべきですがお金の関係になるとなかなか当事者だけで決めることはできません。この場合には、東京の弁護士などに相談し解決をしてもらうのが良いかもしれません。
東京にはたくさんの法律事務所がありますが、民事の中でも離婚に関する訴訟や調停などは多い傾向があるため離婚に強い法律家も存在しています。もちろん財産の問題だけでなく、親権の問題で夫婦間に争いがある場合はやはり弁護士を利用すると穏便に解決してくれる可能性が高くなります。
結婚して子供が生まれる場合には、幸せな家庭にしたいと感じる一方で、夫婦間にはさまざまな問題が生じる時期になります。子供が小さいと、今までどおりの夫婦関係を維持することができないこともあり、ひどい状態が続くと離婚に発展してしまうことも考えられます。
このような場合、気にしておきたいのはまず子供の親権をどちらが預かるかです。通常は母親になりますが、育児放棄や子供に暴力を振るなどの事例が母親にあれば父親に移ることもあるでしょう。また、財産の問題も出てきますので、当事者で決着がつかない場合には東京の弁護士に相談をしてみると良いかもしれません。