離婚する際、貯金はどうなる?
離婚することになると、財産分与のための準備を進めていく必要があり、結婚後に貯めたお金をきちんと計算する必要があります。そのほかにも、生命保険や株など、書類の整理やお金の計算をすることも重要になるため、わからないことは弁護士に相談をすることをおすすめします。
書類の整理やお金の計算も大切なポイント
結婚してから夫婦で協力し合って貯めたお金は、きちんと財産分与を進めていく必要があり、家計簿をつけるなどして、お金をきちんと管理している方の場合、話をスムーズに進めていけます。お金の管理をきちんとしてこなかった方の場合、わからないことが多く、もめてしまうこともあるため、弁護士に相談するなど、問題解決のためにいろんな準備が必要になります。
貯金以外にも、生命保険や株など、いろんな書類をチェックしながら、きちんと財産分与を進めていくことが必要なので、忙しさを感じる方も多いです。夫が定年退職してから、夫婦で話し合って、熟年離婚を決断するケースもあり、そのときまでに、お金の計算をきちんと済ませておくことも必要です。
法律事務所で相談をすることもできるため、わからないことを教えてもらい、きちんと書類をそろえたり、お金の計算をするなどの準備期間も重要になります。時間に余裕があれば、書類を集めるなど、証拠集めを進めていくことができるため、時間をかけて対策をとれます。パートナーの浮気など、相手に問題がある場合もきちんと証拠をそろえておくことで、話を進めやすく、慰謝料などのお金の問題も進めやすくなります。
こどもの貯金口座にお金を入れている場合、こどもがアルバイトをして貯めたお金は財産分与の対象外となります。しかし、両親がこども名義の通帳を作って、振り込んでいた場合、財産分与の対象となるため、こどもの将来のために、きちんとお金の管理をすることが必要です。
結婚前に貯めた貯金の管理と計算も重要
結婚前に、それぞれが貯めた預貯金については特有財産とみなされるので、財産分与の対象にはならず、すべて本人のものとなる点にも注目です。結婚生活が始まったときに、夫婦でお金の管理に関してしっかりと話し合いをすることも大切なポイントです。
独身生活のときに、それぞれが貯めていたお金は、自分たちで管理をして、結婚生活を始めてから共通の通帳にお金を入れて管理をするなど、わかりやすくまとめておくことも必要です。結婚生活を長く続けていくことができれば、お金を貯めて、夫婦で老後の生活を楽しむためにお金を残しておくこともできます。離婚してしまう場合でも、結婚前に貯めた貯金はそれぞれがきちんと管理していると、トラブルが起こる心配なく、自分の財産として残しておけます。
離婚する夫婦の中には、結婚生活が長くなると、どれが結婚してからの財産なのかを把握できなくなるなり、お互いにもめてしまうこともあります。結婚前と結婚後で、別の口座にお金を預け入れておくことによって、お金の管理をきちんとおこなうことができるようになります。
へそくりと財産分与の法律を学ぶ
結婚生活を長く続ける中で、へそくりをする方もいるため、パートナーに内緒にしていたお金も財産であり、離婚する際の財産分与でどうなるのかをきちんと調べることも大事です。法律では、結婚期間中に貯めたへそくりも、夫婦で貯めた財産ということになり、財産分与の対象となるため、きちんとへそくりも財産分与を進めていくことも重要になります。
離婚の話を進めていく必要があるときに、意外と知らないお金のこともたくさんあるため、弁護士に相談をして、正しい知識を身につけることができるようにすることも必要です。東京には評判が良い弁護士がたくさんいるため、実績のある弁護士を見つけて、しっかりと相談をしてから、お金の問題をスムーズに解決できるようにすることをおすすめします。
へそくりを隠し続ける方もいますが、へそくりをしていることが相手にばれているケースもあるため、トラブルになる恐れがあります。財産分与のときに、へそくりの存在を隠したままにしていると、相手の財産権を侵害していることになる恐れがあり、相手に弁護士がいると、問題となることも考えられます。財産分与の請求期間の2年を過ぎた後からでも、財産権侵害の損害賠償として請求される可能性もあるため、きちんとへそくりのお金も話し合って、解決することが求められます。
結婚前に、それぞれが貯めた預貯金については特有財産とみなされるため、財産分与の対象にはなりませんが、結婚してから夫婦で協力し合って貯めたお金は、きちんと財産分与を進めていく必要があります。お金の計算は難しいと感じることが多いですし、離婚問題で話し合ってもなかなか問題が解決しないこともあります。そこで、弁護士に相談をすることを考え、評判が良い東京の法律事務所を見つけられるように、情報を集めることも大切なポイントです。比較サイトを使って、離婚問題に強い弁護士の情報を効率よくチェックしていくこともできます。