夫婦の会話がない状態での離婚を弁護士に相談するときのポイント
永遠の愛を誓って結婚したものの、離婚に至る夫婦は少なくありません。離婚に至る理由もさまざまですが、その中でもとくに大きな理由がなく、会話がないという理由で離婚は可能なのでしょうか。弁護士に相談するときはどんなポイントがあるのかいくつか考えることができます。要点を理解すれば、スムーズに物事を進めることが可能になります。
離婚の理由を考えることが大事である
毎日顔を合わせているのに会話がないとしたら、それは寂しいことです。何のために一緒に暮らしているのだろうかと考えることと思います。子どもがいるのであれば子どもたちもその異変を気づきますし、成長していく中で感じ取っていきます。離婚したいけど、子どもが成人するまで我慢するという人も少なくありません。
夫婦の会話がないという理由で離婚が成立するかというとかなり難しいです。それは民法を見てみますとわかりますが、婚姻を継続しがたい重大な理由がある場合に成り立ちます。もちろん両者が納得した上で別れるなら問題ありませんが、弁護士に相談するということは片方が同意しないということです。
重大な理由には、たとえば浮気であったり暴力であったり、長期の別居などがあります。それ以外になってきますと、会話がないだけでは重大な理由にならないのです。それで、相手の同意がないと別れるのが困難になるのです。
東京などの都市部では共働きの家庭も多く、それぞれが忙しくてすれ違いが多くなり、夫婦の会話が減ることがあります。もし、努力して会話ができる様になって、交際している時のような幸せな気持ちになれたら一番です。別れることを考えるよりも前にどうにか関係を修復できないか頑張ることができます。仮にうまくいかなくても、その経験は今後の人生において役に立ちますのでポジティブに考えることが大切です。
突然離婚を切り出されたらどうするか
夫婦の会話がなくても気にせずに日々の生活を送れる人もいます。リビングにはいつもテレビの音が流れており、ソファーに座りながらいつもスマートフォンを見ています。そんな生活をしていて、突然離婚を切り出されたら寝耳に水でビックリです。パニックになるかもしれませんし、それまでの生活がグルグルと頭の中を回ることでしょう。
そして、理由が他に好きな人ができたというならまだわかりますが、愛情が冷えたとか、生理的に一緒にいられないとか曖昧な理由の場合は対応に苦慮します。その場合はどうすればいいのかわからないかもしれません。
先程考えたように、離婚は重大な理由がないと難しいです。とくに片方が別れたくないと思っている場合は、そのようなあいまいな理由では不可能です。それで、慌てることなく、自分がどうしたいのか整理してみる必要があります。
たとえば、経済的な問題はどうなるのでしょうか。自立して生活できるのでしょうか、一緒に暮らすことのメリットは何ですか。また、子どもがいる場合、子どもに与えるダメージはどうか、成人するまで一緒に暮らすことは可能でしょうか。
自問自答しながら紙に書き出していくと、物事を冷静にみることができ、あとで後悔するような決定を避けることができます。それで、大きな理由もなく簡単に別れることはできないので、慌てずに冷静に物事に対処することが必要です。
弁護士に相談するメリットは何か
東京にはたくさんの弁護士事務所があり、初回1時間は無料のところもあります。状況を整理した上で相談するなら適切なアドバイスや今後の方向性を得ることが可能です。とくに東京では離婚を専門に扱っている弁護士も多いので、専門の弁護士に相談するのがよいでしょう。
たとえば、離婚を切り出した配偶者が離婚届けを偽造して提出してしまう場合がありますが、法律の知識がない人にはどうすることもできません。区役所の前で見張っているわけにもいきませんし、相手の行動をコントロールすることも難しいです。
「離婚届けの不受理願い」というものがありますが、それを出しておけば勝手に離婚届けを出されて受理されることはありません。弁護士はそのような知識が豊富なので、助けになります。
夫婦の会話がないというのは異常な状態ですが、同じような問題を抱えている人はたくさんいます。人によって状況は異なりますが、問題を解決したいです。一番いいのは夫婦の会話を取り戻すことですが、もう一度問題点を考えてみることができます。子どもがいるならば、成長にも影響してきますので、なるべく早く対処したいです。
友達にもいいにくい問題なので、秘守義務がある第三者の弁護士に相談するなら、気持ちも落ち着きますし、問題解決の糸口が見つかるかもしれません。いずれにしても、一人で悩んでも前に進まないので相談することが必要です。
夫婦の会話がないという理由だけで別れることは難しいです。それで、離婚したくないのであれば、それほど心配しなくても大丈夫です。まずは夫婦の関係を修復するように頑張ってみましょう。一人で悩むのでなく相談することが大切です。