東京で離婚に関する様々な問題解決を得意とする弁護士(法律事務所)をご紹介

離婚する前に準備するべきポイントを紹介

公開日:2025/01/15  

!

離婚を決意するからには、それ相応の理由があるはずです。しかし、準備もなくいきなり離婚をすると生活に困ったり、不利な立場に立たされたりする可能性があります。そこで今回は、離婚する前に準備するべきポイントを詳しく紹介します。この記事が、離婚について悩む人にとって参考になればありがたいです。

急な離婚宣告はしない

結婚生活が突然終わるという離婚宣告は避けるべきです。

結婚は一人だけの意志で成立するものではないのと同様に、離婚も一方の意思だけでは進めることができません。そのため、離婚の決断を相手に伝える前に、冷静に状況をみつめ直し、準備を整えることが重要です。

まず、離婚の意思を告げる前に、自分の生活がどのように変わるかをじっくりと考える必要があります。離婚すれば配偶者の経済的・生活的な負担を軽減できるというメリットもありますが、一方で仕事や家事、育児などの責任を一人で負うことになる可能性があります。

また、財産の分割によって経済的な状況も大きく変わるでしょう。デメリットも考慮して、離婚が本当に最善の選択なのか再度考える必要があります。また、離婚の話し合いは順調に進むとは限りません。精神的・金銭的な負担がかかるだけでなく、時間もかかることが多いです。

そして、一度口に出した「離婚したい」という言葉は相手や自分の心にしこりを残すこともあります。そのため、離婚の意思を告げる前に、自問自答を繰り返すことが重要です。さらに、離婚の意思が固い場合でも、相手に直ちに告げるのは控えるべきです。

たとえば、相手に不倫や暴力などの非がある場合は、慰謝料の請求ができます。しかし、立証には証拠が必要です。ですから、離婚の意思を伝える前に証拠を収集しておくことが重要です。

離婚話し合いはできるだけ早く決着をつけるべきですが、長引けば長引くほど問題が複雑化し、解決が難しくなります。そのため、事実を示す証拠を用意しておくことが重要です。これによって、相手や周囲の主張が通りにくくなり、有利な条件で離婚ができるでしょう。

準備を整えることは、離婚の話し合いだけでなく、離婚後の新しい生活にも役立ちます。できる限り準備をしておくことで、新たな生活をスムーズに始めることができるでしょう。

離婚する前に準備すること

離婚を決意する際には、さまざまな準備が必要です。

ここでは、離婚に向けた5つの重要な準備について詳しく紹介します。

経済的自立の準備

まず第一に、経済的自立の準備が不可欠です。

別居費用や生活費、可能な限りの節約や収入源の確保など、経済面での準備を整えることが重要です。とくに専業主婦の場合は、経済的な不安から離婚を踏み切れないケースもありますので、自立への努力が求められます。

離婚理由を明確にする

次に、離婚理由を明確にできるよう準備をしておくことが重要です。

離婚するためには、法定離婚事由に該当する具体的な理由が必要です。不貞行為や悪意の遺棄など、具体的な行為が該当するかどうかを確認し、証拠を集めておきましょう。

請求可能な資産のリストアップ

また、請求可能なお金や資産のリストアップも必要です。

離婚後の生活を見据え、婚姻費用や財産分与、慰謝料、養育費などを請求するために、それぞれの項目についてリストアップしておきましょう。また、助成金や扶助制度を利用できるかどうかも確認しておくと安心です。

浮気・暴力などの証拠集め

さらに、証拠の収集も欠かせません。

離婚に関する論争が生じた際には、証拠が重要な役割を果たします。浮気や暴力などの証拠を集めるほか、預貯金通帳や所得証明書、不動産登記簿など、離婚に関連する資料を集めておきましょう。

精神的な自立

最後に、精神的な自立の準備も重要です。

離婚は精神的にも大きな負担がかかることがありますので、自らの人生を切り開く強い意志が求められます。自分自身をしっかり支えるためにも、精神的な準備を怠らないよう心がけましょう。

離婚を申し出るタイミングはいつなのか

離婚を申し出るタイミングは、その人が置かれている状況によって異なります。

まず、DV被害や子どもの虐待など、身体や精神的な危険を感じる緊急性の高い状況では、できるだけ早く脱出することが重要です。このような場合には、入念な準備が整う前でも、身内や友人の手を借りるか、DVの相談窓口などに助けを求めることが必要です。

緊急性が高い場合は、シェルターなどの施設も利用ができます。一方、生命や身体、精神的な危険を感じない場合は、冷静に状況を把握し、着実に準備を整えることが重要です。まずは証拠となる資料を集め、経済的な自立ができるように準備を進めましょう。

頭が冷えている状態での話し合いは、より建設的で理路整然としたものになります。感情的にならず、冷静に相手との話し合いを進めることが大切です。そのためにも、準備が整った段階で離婚を申し出ることが望ましいです。

まとめ

離婚は重大な決断ですが、準備が不可欠です。急な宣告は避け、経済的自立や証拠収集など、慎重に準備を整えましょう。離婚理由を明確にし、請求可能な資産をリストアップすることも重要です。精神的な支えも忘れずにすることで、離婚後の生活をスムーズに始められます。そして、離婚を申し出るタイミングは冷静に見極め、準備が整った段階で進めることが理想的です。本記事の内容を参考に、離婚の準備を検討してみてください。

東京でおすすめの法律事務所一覧表

イメージなごみ法律事務所の画像丸の内ソレイユ法律事務所の画像弁護士法人心の画像パーソナル法律事務所(旧河合安喜事務所)の画像ネクスパート法律事務所の画像
会社名なごみ法律事務所丸の内ソレイユ弁護士法人心パーソナル法律事務所(旧河合安喜事務所)ネクスパート法律事務所
対応時間(平日)10:00~20:00
問い合わせフォーム24時間
(平日)9:00~18:00
問い合わせフォーム24時間
(平日)9:00~22:00
(土日祝)9:00~18:00(要予約)
(平日)9:00~20:00
(土曜)10:00~15:00
(平日、土日祝)9:00~21:00
詳細リンクもっと詳しくもっと詳しくもっと詳しくもっと詳しくもっと詳しく
サイト内検索
管理人紹介


はじめまして。昨年離婚したばかりの30代サラリーマンです。離婚するときは離婚届に判を押して提出するだけかと思っていたのですが、そうはいきませんでした。弁護士はそれぞれ得意な分野があります。僕が離婚するときに調べたことをみなさんにも共有したいと思いサイトを立ち上げました。当サイトでは、東京の離婚相談を得意とする弁護士に関するさまざまな情報をユーザー様に紹介します。独自に調査した情報をもとに作成していますので、比較・検討の材料にぜひご活用ください。