東京で離婚に関する様々な問題解決を得意とする弁護士(法律事務所)をご紹介

妻・夫の実家依存が離婚の原因!?離婚を回避する対処法とは?

公開日:2023/02/15  最終更新日:2022/12/23


実家は居心地よく、つい甘えて頼ってしまう人も多いのではないでしょうか。しかし、結婚後に実家を頼りすぎることで、夫婦の関係に問題が生じてしまうことがあります。最悪の場合、離婚の原因にもなります。本記事は、実家依存のリスクや離婚を避けるための方法をお伝えするので、ぜひ最後までお読みください。

実家依存とは

実家依存とは、結婚後も親に頼っている状態のことをいいます。精神的に頼っている場合もあるうえ、経済的に頼っている場合もあります。また、その両方の場合もあります。夫婦のいずれにおいても実家依存に陥ることがあります。では、実家依存とはどんな状態を指すのでしょうか。次の項目からあてはまるものをチェックしてみましょう。

・週に2回以上、実家とメールや電話のやり取りがある
・月に1回以上実家に帰る、あるいは両親が自宅へ訪問している
・結婚後も金銭的な援助がある(定期的にお小遣いをもらっている)
・子どもの世話や家事などを手伝ってもらうことが多い
・相談事は第一に実家の両親に相談する
・パートナーと揉めたら実家に帰る
・パートナーより実家の親のアドバイスを優先する
・実家の近くに住んでいたい

いくつ当てはまりましたか。あてはまる数が多いほど、実家依存の状態が強いといえます。

実家依存のリスク

実家と仲よくすることは、悪いことではありません。しかし、実家に頼りすぎると、悪影響を及ぼす場合もあります。結婚後に実家に頼りすぎることで考えられるリスクとは、いったいどんなことでしょうか。

夫婦間の関係が悪化する

もし、パートナーが自分の実家ばかりを優先にしていたら、自分が家族として認められていない気分になります。また、パートナーが、家庭内のことについて自分を通さずに実家の両親に相談していたら、不満が募っていきます。

このように、夫婦間のコミュニケーションよりも実家とのコミュニケーションが優位になることで、パートナーに対する不信感の原因となります。相手の実家依存に対する不満・不信感がきっかけでケンカが増えるなど、夫婦間の亀裂が大きくなり、離婚につながることがあります。

兄弟姉妹・義実家との関係が悪化する

実家に帰省する機会が多いと、経済的な支援や育児のサポートなどを頻繁に受けることになるため、ほかの兄弟姉妹から不公平だと思われがちです。また、義実家からは、一方の実家にばかり頼っているとよく思われないことがあります。とくに、子どもがいる場合はその傾向があります。

経済的な自立ができない

時には食事代を出してもらうことはあるかもしれません。ただし、何かにつけて経済的支援を受けていると「何かあれば両親が出してくれるだろう」という甘い考えに陥りがちです。結婚後は、本来、夫婦で家計をやりくりしていくことが望ましいのです。

実家からの経済的支援をあてにしていると、自分たちの収入でやりくりできず、いつまでも赤字体質の家計から抜け出せなくなります。もしもの事態が両親に起きた場合には、生活に大きく支障が出てしまいます。

実家依存が原因の離婚を回避する方法

実家依存は、離婚原因になる夫婦間の問題になることが理解できたでしょう。実家を大事にすることと、依存することは違います。実家依存に陥らないようにしたいもののうえ、すでに実家依存の方は、今の状態を抜け出す工夫が必要でしょう。できるだけ夫婦仲を良好に保つために、実家依存を回避する方法をご紹介します。

実家と離れたところに住む

まずは、実家と物理的に距離を置くことです。近ければ近いほど、気軽に頼りたくなります。そして、実家に滞在する時間が増えるほど、家族と過ごす時間が減っていきます。実家との距離が離れていると、お互いに行き来するための時間や準備が必要となるため、実家と関わる機会は減るでしょう。実家と共にする時間が減ることによって、家族との時間を増やすことができます。

相談事は真っ先にパートナーへ

家族の大切な相談は、真っ先にパートナーにもちかけましょう。実家に相談することを優先してしまうと、パートナーは家族として認識されていないかのような疎外感を感じてしまいます。結婚後の家族の軸は、自分とパートナーです。信頼関係を強くすることで、家族としての絆が強くなっていきます。

家族の時間を大切にする

実家を交えて集まるのではなく、家族だけの時間を大切にしましょう。特別な外出をする必要はありません。自宅で家族そろって料理を作ってみたり、お気に入りの映画を鑑賞してみたりするだけでも会話がはずみます。会話する機会が増えると、日常的に相談しやすくなります。また、家族との時間を大切にしてくれている実感があることで、精神的な充実感が得られます。

夫婦でお互いを尊重し、じっくり話し合う

パートナーが実家に帰ってばかりいると、タイミングをつかめず相談しづらくなります。子育ての悩みや仕事の悩み、家事や家計の話など、夫婦で相談したい悩みは尽きません。平日は仕事や家事に追われ、なかなか話す時間が取れないかもしれません。それでも、夫婦間でじっくり話す時間を確保するよう努力しましょう。

お互いに思っていること、悩んでいること「こうしてほしい、ああしてほしい」などの希望があるかもしれません。お互いの考えていることを尊重し、傾聴する時間を作りましょう。すぐに解決しない悩みがあるかもしれませんが、そんなときこそ、夫婦が力を合わせて乗り越えていくことが大切です。

まとめ

結婚後は、実家と適度な距離を保つことが、夫婦関係をよりよく維持するためのコツです。実家のほうが居心地よくても、パートナーより優先すべきではありません。「パートナーよりも、実家と関わる機会が多いかもしれない」と、思い当たる節がある方は、一度実家との距離感を見直してみましょう。そして、意識的に自分から家族と関わる時間を増やしましょう。

東京でおすすめの法律事務所一覧表

イメージなごみ法律事務所の画像丸の内ソレイユ法律事務所の画像弁護士法人心の画像パーソナル法律事務所(旧河合安喜事務所)の画像ネクスパート法律事務所の画像
会社名なごみ法律事務所丸の内ソレイユ弁護士法人心パーソナル法律事務所(旧河合安喜事務所)ネクスパート法律事務所
対応時間(平日)10:00~20:00
問い合わせフォーム24時間
(平日)9:00~18:00
問い合わせフォーム24時間
(平日)9:00~22:00
(土日祝)9:00~18:00(要予約)
(平日)9:00~20:00
(土曜)10:00~15:00
(平日、土日祝)9:00~21:00
詳細リンクもっと詳しくもっと詳しくもっと詳しくもっと詳しくもっと詳しく
サイト内検索
管理人紹介

サラリーマン
はじめまして。昨年離婚したばかりの30代サラリーマンです。離婚するときは離婚届に判を押して提出するだけかと思っていたのですが、そうはいきませんでした。弁護士はそれぞれ得意な分野があります。僕が離婚するときに調べたことをみなさんにも共有したいと思いサイトを立ち上げました。当サイトでは、東京の離婚相談を得意とする弁護士に関するさまざまな情報をユーザー様に紹介します。独自に調査した情報をもとに作成していますので、比較・検討の材料にぜひご活用ください。

離婚弁護士関連コラム