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子どものために離婚はしない…でもそれって本当に子どものため?

公開日:2022/03/15  最終更新日:2022/03/30


結婚生活を続けるうちに夫婦の関係がうまくいかなくなり、離婚を考えることがあります。子どもがいる場合、子どものことを思い離婚できないと悩んでしまう方も。子どものために離婚はしないという判断は、本当に子どものためになるのでしょうか。子どもがいても離婚したほうがいい場合もあります。子どもがいる場合の離婚について解説します。

子どものことを考え離婚をためらう人は多い

離婚をしたいと思っても、子どもへの影響を考えて、ためらってしまう人が多いのではないでしょうか。とくにまだ子どもが小さいと、両親が揃っていたほうがいいと思ってしまいます。

しかし子どものことを考え離婚しないという判断は、子どものためにならないことがあるのです。夫婦仲が悪いのに、仮面夫婦のような状態でいると、子どもは敏感に察知します。日常的にストレスを感じ、大人の顔色をうかがうようになるでしょう。家族との信頼関係も感じなくなり、子どもが大きくなったときの結婚観にも影響してきます。

以前なら、子どもがいるのに離婚することで周りの人や親から、非難されることも多かった時代がありました。今の時代は、子どもがいても離婚する人も増えていて、子どもがいるから離婚はしない、という決断ばかりではなくなってきています。親同士の仲がギクシャクしていて、暗い雰囲気の家庭で生活するより、子どもがのびのびできる環境作りが一番大切です。

自分がいるから離婚しないことを子どもが知ったときは、自分を責める気持ちが起きて、心理的に追い詰められてしまうこともあります。自分や子どもが暴力を受けている場合は、すでに子どもにとって悪影響があるので、離婚したほうが子どものためです。また夫婦の間で、いさかいが絶えず激しい口論がある場合も、子どもにとってストレスが大きく悪影響があります。

子どもはちゃんと見ている

子どもは親が思っている以上にちゃんと見ています。父親と母親の関係がうまくいっていないことや、親が何かで悩んでいることも気づいてしまうでしょう。長い間、家庭内別居のような状態が続き、それが夫婦にとっては当たり前になっていても、子どもにはずっと違和感がある状態です。世間的にはうまくいっているように装っていたり、子どもの前では仲のよいふりをしていたりする仮面夫婦の場合も、子どもは敏感に察知します。

夫婦の日頃の様子を一番近くで、子どもは見聞きし感じ取ってしまうのです。仮面夫婦の両親のもとで育つと、子どもに悪い影響をもたらします。両親の会話がなく、家庭内の雰囲気がよくない場合、子どもによっては、自分が悪いからかもしれないと自分を責めてしまうこともあるのです。家庭の環境的に自己肯定感が育ちにくく、大きくなってから周りの人との関係がうまくいかないこともあるでしょう。

両親が怒鳴り合う様子や、または一方的に怒鳴られる様子を見た子どもは恐怖心を感じます。日常的に繰り返されれば、子どもは逃げ場もなく、どうすることもできません。気持ちが落ち着かず不安定になってしまいます。仲の悪い両親をみていると、常にびくびくして、相手の顔色をうかがう子どもになるケースもあります。自分がどうしたいか本心や感情を常に押しころすようになり、生きづらさを感じることが多く、また、相手に従いやすくなる傾向もあるようです。

子どもだけでなく親も幸せになることが大切

子どものためだと思って離婚を決断できないことがありますが、逆に離婚することが子どものためによい影響がある場合もあります。両親の会話もなく、冷たい雰囲気の家庭で生活するよりも、一人親と暮らすことになっても、明るい雰囲気で生活する方が幸せに感じるでしょう。

両親が揃っていても、暗い顔でいられるよりは、一人親でも笑顔でいてほしいはずです。親が幸せな気分でいることも、子どもは感じ取るので、日々の安心感にもつながります。以前とは違い、子どものために離婚を決断するという方もいます。仲が悪い状態の両親と子どもが暮らしていても、よい影響がないということが理解されてきたからです。父親と母親の仲が悪く会話もない場合や、怒鳴り合うことがある場合などは、子どもながらにも「なぜ一緒にいるのだろう」という気持ちになることもあるでしょう。

親が思っているほど、子どもは子どもではないこともあります。子どものためにと離婚せず耐え続けていた親を、見かねた子どものほうから「離婚して」というケースもあるのです。親が明るく幸せな気持ちで毎日いることが、子どもの幸せにもなります。親が自分で人生をよりよい方向に進む選択をしてみせることが、子どものためになることがあるのです。

 

お互いの努力によって、夫婦の関係が修復できるようであれば、なんとか離婚はせずに生活するのがよいかもしれません。しかし、お互いにもう関係を改善する気持ちがないのであれば、離婚は前向きな決断といえるでしょう。子どもがいる場合は。どちらが育てるかといったことや、養育費の問題なども話し合う必要があります。なかなか話し合いがまとまらない場合もあるので、離婚問題に詳しい弁護士に相談すると、スムーズな解決を目指せるでしょう。

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