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コロナ離婚とは?コロナ禍だからこそ見直したい夫婦の関係!

公開日:2022/08/01  最終更新日:2022/08/05


新型コロナウィルスの影響により、夫婦や家族と家で過ごす時間が増えました。外出自粛など行動が制限され、ストレス発散も難しい状況のなか、離婚を選ぶ夫婦が増えています。今回は「コロナ離婚」に至る原因と、そもそもコロナを理由に離婚できるのか、今こそ見直すべき夫婦関係について解説します。

コロナ離婚とは

新型コロナウィルスの影響により離婚を選択する、いわゆる「コロナ離婚」をする夫婦が増えています。在宅勤務や外出自粛の要請で、外に出る機会が減り、夫婦や家族と過ごす時間が長くなりました。もともと良好な関係を築いていた夫婦であれば、これといって変化もないかもしれませんが、かつて誰も経験したことのないこの非常事態。自宅で一緒に過ごす時間が急に増えてイライラしたり、新型コロナウィルスやワクチン接種に対する感覚の違いに驚いたり…

今まで気付かなかった、夫や妻の「新たな一面」を知った人もいるかもしれません。夫婦関係が悪化すれば、家の中の空気も悪くなる一方です。改善するキッカケもないまま、最悪の場合「コロナ離婚」に至ります。

コロナ離婚の原因

新型コロナウィルスの影響で「以前より仲よくなった」夫婦もいれば「離婚を決めた」夫婦もいます。「コロナ離婚」した夫婦の、離婚に至った原因を3つ紹介します。

ウィルスに対する考え方の違い

世界中で人々の命と健康を脅かしている新型コロナウィルスですが、ウィルスに対する考え方は人それぞれ違います。コロナ対策として一般的には「外出中はマスクをつける」「手洗い消毒の徹底」「換気をコマメにする」などの対策が推奨されており、しっかり取り組んでいるという人も多いでしょう。

しかし、マスクや消毒をしない、今まで通り飲み歩く、自分には関係ないと思っている…この状況下でも、そういった人が一定数いるのも事実です。もしそれが自分の夫や妻だったら、大きなストレスになりますよね。子どもがいる家庭であれば尚更です。危機意識に欠けるパートナーに対して、離婚を考えても当然といえるでしょう。

在宅勤務で感じるストレス

夫や妻とずっと一緒に家にいることが、何よりもストレスと感じている人は多いかもしれません。新型コロナウィルスが流行する以前は、1日に数時間しか顔を合わせなかった夫婦が、急にずっと一緒にいるようになれば当然です。しかも、リモートワークとはいえ、同じように働いているのに、食事の用意や洗濯はすべて妻の役目。そうなれば妻は、強いストレスを感じるはずです。

「家事に協力して欲しい」とお願いしても断られたり、あからさまに嫌な顔をされたりした人もいるかもしれません。そうなれば、トイレを使いたいときに使われている、物音が気になるなど、段々小さなことも目に付くようになります。話し合いなどで負の連鎖を断ち切らない限り、関係は悪化の一途をたどるでしょう。

収入の減少

新型コロナウィルスの影響により休業や時短営業を余儀なくされ収入が減少、最悪の場合、勤め先の倒産や解雇に見舞われた人もいるかもしれません。働きたいけど働けない本人もストレスですが、もう一方からは家でゴロゴロしているように見えて、それがストレスになります。また、収入が減った分をカバーするために、専業主婦だった妻が働きに出るケースも増えています。

生活リズムが変わり、夫婦間にすれ違いが生じ、家事の分担が夫にとってはストレスになることもあるでしょう。こういうときこそ二人で協力しようという夫婦なら問題ありませんが、もともと険悪な雰囲気だった夫婦には、それも難しいかもしれません。収入減少によるストレスが溜まりケンカが多くなれば、その先には離婚が待っています。

新型コロナウィルスを理由に離婚できるのか

「協議離婚」であれば、新型コロナウィルスを理由に離婚できます。そもそも離婚には「協議離婚」「調停離婚」「裁判離婚」の3パターンあります。

協議離婚は夫婦で話し合って離婚する方法で、お互いの合意があれば、どんな理由であっても問題ありません。つまり、新型コロナウィルスの影響により価値観の相違や考え方のズレを強く感じた、という理由でも離婚できるということです。

しかし、相手が応じなければ協議離婚もできません。その場合は、家庭裁判所に離婚調停を申し立てることになります。調停委員という第三者に間に入ってもらい、離婚に関する話し合いの調整をしてもらうための手続きで、その結果離婚が成立すれば「調停離婚」です。それでも合意に至らなければ調停は不成立、最終的には離婚裁判を起こして「裁判離婚」を目指す流れになります。

コロナ禍をきっかけに見直すべき夫婦関係

新型コロナウィルスの流行により、私たちの生活は大きく変化しました。外出自粛を求められたり、仕事もリモートワークになったり、夫婦関係にも多少の変化はあったはずです。こういった状況を乗り越えていくためにも「お互いが相手に求めていること」「どうしても譲りたくないこと」「お互いのために努力できること」などについて話し合い、夫婦関係を見直してみましょう。たとえ今見直さなかったとしても、仕事を退職して夫婦の時間が増えれば、いずれまたそのタイミングが来ます。これからの人生をお互い有意義に過ごすために、打てる策は早めに打っておきましょう。

まとめ

新型コロナウィルスという見通しの立たない状況に感じる不安がストレスとなり、それが夫婦関係を悪化させている場合もあります。なるべく些細なことも話し合うようにして、問題を長引かせないことが大切です。もし、夫婦関係を改善する意思がない、話し合いがそもそもできないといった状況であれば、離婚を選択肢として検討するのも悪いことではありません。お互いの幸せにつながるのであれば、それも2人とって必要なことです。

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