離婚調停、相手に拒否されたらどうすればいいの?
婚姻関係を解消したいときはまずはお互いで話し合いを行い、そこで話がまとまらない場合は調停を利用します。
調停は法的な知識も必要になるので、弁護士に相談しながら行うのが良いでしょう。
そして、相手が調停に来ない場合もあり、その対応が必要になります。
相手がしたくない理由を確認する
離婚の話を進めようと弁護士に相談をすると、調停をすることで解決が可能であることを教えられます。
しかし、調停の申し出をした後に相手が来ない場合もあります。
その場合はまず、相手がなぜ来ないのかを知っておく必要があるでしょう。
例えば、一般的には平日の昼間に裁判所に行く必要がある為、仕事が忙しい人だとなかなか行くことができないケースもあります。
相手の事情も考慮して少し待つようにしてもいいかもしれません。
一方相手が意図的に来ないこともあります。
つまりは拒否のための行動として来ないのです。
その場合、相手にとって不都合なことがある可能性があるので、それを確認すると良いでしょう。
不都合な事情がなくなれば応じてくれるかもしれません。
出てこないからといって離婚できないわけではない
婚姻関係を結ぶのは法的な手続きです。
他人同士が家族として認められ、財産を受ける権利なども認められます。
一方、婚姻関係を解消すれば当然ながらその権利はなくなります。
基本的には解消する手続きをするときに権利関係を清算することになっているからです。
そして、調停を相手に拒否されたらどうなるかです。
それ以降話が進まなくなるのではないかと心配する人がいるようですが、その心配は不要です。
主席をしなければ調停での話し合いができないので裁判での話し合いになります。
裁判になると調停に出席をしていない方が不利になることもあるので、弁護士をつけているのであればできれば行くように言うのでしょう。
弁護士をつけていないとそのまま来ないときもあります。
最終的に裁判で行うことを想定する
離婚をするのは決して難しいことではありません。
届けに互いに署名をして判を押し、それを届けて受理されれば認められます。
これは協議と言われる方法で、互いに話し合った結果を届出し、それが認められます。
互いに話し合いをして先に進まないとき、より専門的な手続きが必要になってきます。
この時は互いに弁護士などに依頼をして、自分の主張が通るように話を進めていく方がいいでしょう。
まず行われるのが調停になります。
いきなり裁判は行われず、調停を行った上で調停がうまくいかないときに裁判に進みます。
調停に関しては所定の期日に裁判所に来るよう通知が来るので、その日に行く必要があります。
しかしそれを相手に拒否される可能性があります。
すぐに調停が不成立になるわけではありませんが、将来的には不成立になって裁判でないと決着しない可能性が出てきます。
その時には弁護士と相談して、裁判で自分の言い分が通るような材料を見つけておく必要があります。
相手の浮気が原因ならその証拠が必要になるでしょう。
性格の不一致などであれば別居期間が必要になります。
一定の別居期間があれば夫婦関係が破綻していると判断されるので裁判で認められる可能性が出てきます。
弁護士はいろいろなケースでの対応方法を知っているので、自分のペースで話を進めやすくなります。
調停の通知が来たら必ず行く必要がありますが、相手が来ないときもあります。
なぜ来ないのか理由を調べたうえでその後の計画を立てないといけません。
調停が不成立になれば裁判がありますので、裁判で有利に進めるための計画が必要になります。