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ワンオペ育児が原因で離婚!何もしない夫と離婚したいときの流れ

公開日:2022/11/01  


家事や育児に関する作業をすべて妻が行い、夫が協力してくれない状況のことをワンオペ育児といいます。ワンオペ育児が原因で離婚や別居を考える夫婦も多いのです。この記事では、ワンオペ育児とは何か、ワンオペ育児が原因で離婚できるのかどうかなど詳しく紹介します。ワンオペ育児で悩んでいる方は、参考にしてください。

ワンオペ育児とは

ワンオペとは、ワンオペレーションの略です。ワンオペ育児は、家事や育児に関する作業が妻だけに負担がかかっている状態のことをいいます。子育てをしていると、夜泣きやお風呂の世話、イヤイヤ期など、さまざまな困難が訪れるでしょう。子育てで寝不足が続く中で、休むことなく朝から晩までひとりで家事や育児を行うのは簡単なことではありません。昔は夫が仕事をして、妻が家事や育児に専念するという家庭がほとんどでした。

しかし、最近では妻も働いている場合が多いのです。共働きの家庭の方が多いといわれています。そのため、働きながら家事や育児を両立させることが当たり前になっているのです。夫は働いているからといって、妻に家事や家事を任せきりにしてはいけません。

収入に差があったとしても、家事や育児をしなくてよいという理由にはならないのです。専業主婦だからといって、ワンオペ育児が当たり前というわけでもありません。また、シングルマザーの家庭や、夫が単身赴任の家庭の場合などもワンオペ育児といえるでしょう。どのような状況の家庭でも、夫婦で協力し、助け合いながら家事や育児をしていくことが大切なのです。

ワンオペ育児は離婚や別居につながる理由

ワンオペ育児をしている妻が、離婚や別居を考える理由はどのようなものがあるのでしょうか。代表的な理由を見ていきましょう。

ケンカが絶えなくなるから

家事や育児を協力してくれない夫を見ていると、妻からするとストレスに感じてしまいます。自分も疲れていることもあり、小さなことでもケンカに発展してしまうのです。家事や育児に協力してくれない上に、感謝の言葉もないと愛情も薄れてしまうでしょう。ケンカが絶えなくなることで、夫との溝が深まり離婚や別居を考えるようになってしまいます。

孤独を感じてしまうから

頼りになるはずの夫が協力してくれないとなると、妻は誰にも相談できず孤独を感じてしまいます。周りに手伝ってくれるような人、相談できる人がいたりすればよいのですが、なかなか難しいでしょう。夫に頼れない状況が続くと、なぜ結婚したのかと考えるようになってしまうのです。

体力的に辛いから

夜泣きで睡眠不足になる人も少なくありません。睡眠不足が続くと精神的に不安定になってしまい、ケンカの原因にもなります。育児をする中で腕や腰を痛めてしまうこともあるでしょう。精神的にも体力的にも限界がきてしまうことで、離婚や別居を考えるようになってしまうのです。

ワンオペ育児が原因で離婚は可能?

協議離婚の場合は、お互いが合意していれば離婚が成立するので、ワンオペ育児が原因で離婚することは可能です。離婚調停の場合は、話し合いで解決できないときに家庭裁判所に申し立てます。離婚する理由は重視されず、親権や養育費などさまざまな項目を話し合うことで決定します。お互いが納得すれば離婚が成立するので離婚する原因は重視されないのです。

しかし、離婚裁判の場合は、離婚が認められない可能性があります。離婚する理由が法定事由に当てはまらないといけないからです。ワンオペ育児が原因で、婚姻関係を継続するのが難しいということを証明できないと離婚は成立しません。証明の仕方は人によって異なるので、弁護士に相談しましょう。

ワンオペ育児が原因で離婚するときの流れ

まず、夫が合意しているかどうかで離婚するときの流れは変わります。合意していれば協議離婚が成立します。合意していない場合は、離婚調停を申し立て、家庭裁判所で話し合いを進めていくことになります。離婚調停を行い、話し合いが済めば調停離婚が成立するでしょう。

離婚調停で合意しない場合は、離婚裁判を起こさなくてはいけません。夫婦間でのさまざまな事情によって離婚が認められます。具体的にどのように裁判を進めていくかは場合によって異なります。そのため、弁護士と相談しながら進めていきましょう。

次に、夫に対する慰謝料や子どもの親権、養育費を請求します。ワンオペ育児が原因で離婚する場合には、慰謝料を請求するのは難しいかもしれません。しかし、慰謝料を請求できるような証拠が用意できれば、慰謝料請求が認められるケースもあります。子どもの親権は、ワンオペ育児が原因ならば多くの場合、妻に認められるでしょう。さらに、子どもが未成年であれば養育費は請求できる可能性が高いので、夫は養育費を払い続けることになります。

まとめ

家事や育児に協力してくれないことで、ケンカが絶えなくなり夫に対する愛情も薄れてしまう可能性もあるのです。ワンオペ育児や家事が原因で、疲れやストレスを感じている人は多いかもしれません。ワンオペ育児が辛くても、周りに相談できる人がいない場合も多いでしょう。ワンオペ育児が原因でも離婚を成立させることも可能です。ひとりで抱え込まず、相談所や法律事務所などで相談することをおすすめします。

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