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離婚したら苗字を旧姓に戻すべき?変更しないメリット・デメリットとは

公開日:2022/10/01  最終更新日:2022/09/26


離婚した後も苗字は旧姓に戻したくないと考える人も多いのではないでしょうか。離婚後は子どもの苗字はどうなるのかについて、離婚後は旧姓に戻すべきなのか説明します。また、旧姓に戻さないメリットとデメリット、旧姓に戻さない方法と手続きについても紹介します。離婚後の苗字に悩んでいる方は参考にしてみてください。

離婚すると子どもの苗字はどうなる?

離婚後の子どもの苗字は、どうするべきなのでしょうか。複数の選択肢があるので紹介します。子どものためにも事前にしっかり確認しておくことが大切です。

父の戸籍のまま、結婚時の苗字とする

母親が親権者となっても、父親の戸籍に入ったまま結婚時の苗字とすることが可能です。離婚して親権者が母親となった場合でも、子どもは母親の戸籍に入ることはありません。父親の戸籍のまま結婚時の苗字とする場合には、手続きの必要もありません。

母の戸籍に入れて、結婚時の苗字とする

戸籍を母親と同じにし、結婚時の苗字とすることも可能です。結婚時の苗字とする場合には、戸籍も変わりません。しかし、母親として自分と同じ戸籍に入れたいと考える人も多いでしょう。もし父親が再婚した場合、再婚相手との子どもと同じ戸籍になってしまうのです。再婚相手との子どもと同じ戸籍になってしまうことを避けるためには、自分と同じ戸籍に入れる手続きを行いましょう。

母の戸籍に入れて、母の旧姓とする

子どもを母親の戸籍に入れて、母親の旧姓を名乗らせる選択もできます。戸籍も苗字も母親と同じになります。しかし、母親が自分の親の戸籍に戻る場合には、親の戸籍に子どもを入れることはできないので注意が必要です。母親と同じ戸籍に入れるには、新しく戸籍を作る必要があるのです。

子どもが15歳以上の場合

子どもが15歳未満の場合は、親権者が手続きを行います。しかし、15歳以上ならば子ども自身が手続きを行います。よって、子どもが自分の意志でどちらの戸籍に入るのか決められるのです。

離婚したら旧姓に戻すべき?

離婚をして旧姓に戻すことによるデメリットはいくつかあります。一番配慮しなくてはいけないのは子どものことです。母親が旧姓に戻したら、子どもの苗字も自動的に変わる訳ではありません。一緒に生活をするのに母親と子どもの苗字が違うことになるのです。

子どもの年齢によっては親子なのに違う苗字を名乗ることに違和感を抱くでしょう。精神的な負担が生じてしまう可能性もあります。子どもにも旧姓を名乗らせたい場合には必ず手続きを行わなくてはいけません。

また、離婚したことを周囲に知られたくない場合もあるでしょう。旧姓に戻すと、会社などに報告する必要があります。報告することで離婚したことを周囲に知られてしまうのです。旧姓に戻すべきなのかどうかは人によって異なります。自分や子どもにとって最適な方法を選ぶことが大切です。

離婚しても苗字を旧姓に戻さないメリット・デメリット

離婚後に苗字を旧姓に戻さないことによるメリットとデメリットについて紹介します。

メリット1
手続きの必要がない

離婚後に苗字を旧姓に戻す際には、クレジットカードや携帯電話の名義変更などたくさんの手続きが必要になるのです。旧姓に戻さなければ、手続きする必要がありません。

メリット2
周囲に知られることがない

離婚しても苗字が同じならば、自分から報告しない限り離婚したことを周りに知られることはないでしょう。周りに知られないことで、精神的なダメージを抑えられます。

デメリット1
気持ちのリセットができない

離婚した原因によっては、元夫の苗字でい続けることを受け入れられない人もいるでしょう。抵抗は少なくても、苗字が変わらないとなかなか気持ちのリセットができないと感じる人も多いようです。

デメリット2
再婚して離婚したら旧姓に戻れない

離婚後には一つ前の苗字にしか戻せません。再婚してまた離婚することになってしまった場合でも、旧姓には戻せないのです。

離婚しても旧姓に戻さない方法と手続き

旧姓に戻さない方法として、婚氏続称制度があります。手続きの際に書類を提出するのは、届出人の本籍地や住所地の市町村役場です。記入は難しいものではありませんが、ホームページを確認すると記入方法が掲載されているので参考にするとよいでしょう。手続きは離婚した日の翌日から3か月以内に提出する必要があります。3か月を過ぎてしまった場合には、家庭裁判所に申し立てをしなくてはいけません。

しかし、家庭裁判所ではやむを得ない事由が必要となるため場合によっては認められない可能性もあります。手続きの最適なタイミングとしては、離婚届と同時に提出するとよいです。提出し忘れることを防げるうえ、提出に行く手間などを省けるのです。

まとめ

旧姓に戻すか検討する際には、自分だけでなく子どもに精神的負担がかからないか配慮することが大切です。離婚したことを周りに知られても問題ないかなどをしっかり考えて決める必要があります。離婚しても苗字を旧姓に戻さないメリットとデメリットがあることを理解したうえで、自分に合った方法を選択しましょう。

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