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後悔しない?熟年離婚のメリット・デメリットを確認

公開日:2020/06/01  最終更新日:2020/06/26

熟年離婚は近年、増加の一途を辿っていますが、主な女性の熟年離婚の理由として定年退職後の夫が家にいることに耐えきれないこと、男性の場合は、妻が自分に対して思いやり関心のない態度をとっていることが、原因として多いようです。

そんな夫婦関係になってしまっては、離婚もやむを得ませんが、ここでは熟年離婚のメリット・デメリットについて解説しますので、熟年離婚を視野に入れている方は、ご一読ください。

熟年離婚のメリットとは?

熟年離婚のメリットは、残りの人生を新しく踏み出せることがまず挙げられるでしょう。長年離婚をしたいと考えていても、子どもが大きくなるまで、独立するまでは我慢しようと耐えてきた方もきっと多いはずです。

子どもが大きくなったなら、自分の人生について立ち止まり改めて考えることは決して悪いことではありませんよね。熟年離婚をすることで得られるメリットをみていきましょう。

■自分らしく生きていける

長い結婚生活のなかで多くの我慢や苦労をしてきたことでしょう。残りの人生の時間は、自分の気持ちに正直に暮らしてみるのも悪くないはずです。

子どもの手が離れ独立しているのであれば、心おきなく友人と旅行に行ったり、趣味への理解のない配偶者の目を気にすることもなくなります。

■介護をしなくていい

結婚当初は、義両親の介護はしなくていいという話でも、結婚生活が長くなればそうは言って、いられなくなります。義父母の中には、「嫁がいるから介護は大丈夫」なんて頼りきった考えの人もいますが、それに対して憤りを覚える方も多いのではないでしょうか。

いつまで続くかわからない義父母の世話は、よほど配偶者を愛しているか、義父母に対して感謝の気持ちがない限り、不満を感じずにいるのは困難です。そして義両親の介護を終えたと思っていたらすぐに配偶者の介護なんてことも多いのです。

熟年離婚のデメリットをしっかり考えよう

熟年離婚をすればバラ色の第2の人生が歩める、とは限りません。もちろんデメリットもあります。離婚届を提出してから「こんなはずではなかった」と後悔しないように事前にデメリットとしっかり向き合いましょう。

■ひとりになり孤独が辛い

熟年離婚におけるデメリットには、離婚後の生活が孤独感を覚えるようになったという方も少なからず見受けられます。熟年離婚は子どもが独り立ちしているケースも多く必然的に1人暮らしをするようになるので、頻繁に友達と会い会話をしたり外の空気を吸うなどして気分転換をしたり、没頭できる趣味を見つけるなどしないと、孤独感に苛まれてしまうでしょう。

また男性の場合、妻に家事を任せきりだった場合は、慣れない家事に手間取ることもあり、家の中が散らかってしまいがちです。また、食事も偏食になりやすいため、健康面を損ないやすくなるので注意が必要です。

■金銭的に困窮する

専業主婦やパートなどでしか収入を得ていなかった女性が、熟年離婚をすることで、離婚後の生活がひっ迫することも珍しくありません。長年働いていなかったり資格がなかったりすると、再就職先を見つけるのに苦労してしまうでしょう。

熟年離婚で多額の慰謝料や十分な財産分与が得られる人は、一握です。熟年離婚を考えるならば、離婚後の収入と生活の確保をまず考えましょう。

■子どもに迷惑をかけることもある

子ども大きくなりがひとり立ちしたからといって、熟年離婚をしても子供には関係がないとは、言い切れません。もし自分か元配偶者の生活が困窮すれば、子どもに迷惑をかけてしまう恐れがありますし、元配偶者の両親の介護を、孫である自分の子どもが世話をしなければならなくなる可能性も高くなることも頭に入れておきましょう。

失敗のない熟年離婚をするための準備

基本的には一般的な離婚と同様に、配偶者と協議離婚でさまざまな離婚の条件を双方が納得できる形で終着させるのが理想ですが、配偶者が協議に応じないケースが多く、話し合いが進展しないことも少なくありません。

そのような事例もあることから、いきなり相手に離婚を切り出すのではなく、少なくともある程度準備を進めたうえで、弁護士などを介して話を切り出すようにしましょう。

熟年離婚においては、まず離婚後の生活費を確保することを最優先とし、生活できるだけの収入が得られる仕事に就いておきましょう。また、結婚生活の中で貯まった財産もどの程度なのか、チェックしてください。

そして、もらえる年金の受給額も確認しておきましょう。それは自分の年金受給額だけではなく、離婚の際の年金分割額についても忘れないように会いましょう。また、財産分与や慰謝料の増額についても、できるだけ実現できるよう弁護士に相談してください。

長年夫婦生活に耐えてきたのですから、ここが踏ん張りどころです。感情的に離婚してしまうのではなく、これまで我慢してきたことを無駄にしないためにも、計画的に行動に移しましょう。

まとめ

熟年離婚と聞くと、主に家事を担当している女性の立場であれば特に、これからは夫に縛られないという前向きなイメージを持てますが、現実はそう甘くはありません。金銭面や健康面で、配偶者に依存していたことを、別れてから自覚するようでは遅いので、離婚後に自分がそれらをどうカバーしていくかを課題とし、踏み止まるか踏み切るかの決断を下しましょう。

また、自分にとって不利な離婚条件を突き付けられないためにも、離婚弁護士への相談は極力視野に入れてください。離婚問題は、弁護士の存在なくしては語れない分野ですし、離婚にまつわるさまざまなことを相談できるので、まずは無料相談を受け付けている弁護士事務所で熟年離婚について相談してみることをおすすめします。

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