新たな人生がスタート！離婚から立ち直る方法とは

離婚すると決めて無事離婚できても、配偶者との別れは大きなストレスを感じるものです。「離婚して晴れやかで新しい人生をはじめるんだ」と思っていてもなんだか落ちこんでしまったりふさぎこんだりしてしまうこともあります。離婚後の人生を楽しむために、離婚から立ち直る方法についてご紹介します。

離婚がつらいと感じる理由

結婚している状態がつらくて離婚したはずなのに、実際離婚したあとがつらい…晴れやかな気持ちになれないということがあります。

なぜ離婚がつらいのか理由を知ることで、つらさと向き合う手がかりになるでしょう。

経済的な心配

結婚していると、夫婦2人が働いたお金で生活できます。

しかし、離婚するととくに女性は自分ひとりで稼ぐ必要がありますが、思うようにお金を稼げない可能性があります。

女性は子どもがいた場合、子どもを引き取って育てるケースが多く、子どもが小さいとフルタイムで働くことや残業が難しいこともあるでしょう。

また結婚、出産などで仕事をやめてパートなどの雇用形態で働いているといった方も多いため、すぐに正社員のように稼ぐのは難しく、経済的に困窮しないか不安で離婚がつらいと感じるケースが考えられます。

子どもに悪い影響がないか心配

子どもがいるのに離婚してしまうと、子どもに悪い影響を与えてしまうのではと考えてしまい、離婚したことを後悔したり、心配したりすることがあります。

離婚により生活環境が変わる、名字が変わる、学校を転校するといったことにより、子どもがストレスを感じたり、新しい環境でいじめられたりしないかといったことが心配になることもあるでしょう。

また、自分が離婚したことが影響で、子どもが将来結婚に否定的に育ったらどうしようといったことを考えてしまうこともあり、離婚から立ち直れないケースがあります。

子どもと会えない

子どもがいるのに離婚した場合、一般的には夫か妻が親権を持つことになります。

親権を持った側は、子どもをひとりで育てる大変さがあります。

一方親権を持たなかった方は、子どもと時々面会で会うくらいしかチャンスがありません。夫婦関係が派手に破綻して離婚になった場合、子どもとの面会がないケースもあります。今までのように子どもと暮らせない、自由に会えないことを考えると離婚を後悔することもあるでしょう。

将来が不安

離婚してしまうと、今後どういった将来を過ごすことになるのか不安に感じることがあります。

離婚してシングルのまま一生を過ごす場合は、子どもをひとりで育てる責任が発生するでしょう。

親権を持たない側は、慰謝料や養育費の支払いなどで将来的な資金面での不安も出てきます。

また、新しい異性との出会いがあったとしても、再び離婚になってしまったらどうしようと再婚に進めないという不安を抱える方もいるでしょう。

離婚から立ち直る方法とは

離婚するとさまざまな不安がつきまといます。

しかし、離婚したからには新たな人生をスタートする必要があります。離婚のダメージから立ち直るにはどんな方法があるのでしょうか。

仕事に集中する

仕事で忙しくしていれば、離婚のことを考える時間が減ります。

仕事に打ち込むことでスキルアップ、キャリアアップなどにつながり、経済的な不安が解消されれば、離婚を後悔する時間も自然と少なくなるでしょう。

再婚相手を探す

将来ひとりで過ごすことを考えると不安になるタイプの方は、再婚相手を探してみるのも手です。

新しい相手とよい関係を築くことで、離婚のつらさを忘れてしまいましょう。また新しい相手とうまくいけば、再婚への意欲もわいてきます。

近年は婚活サイトなどを使えば、再婚希望の人向けのイベントを行っていることがあるので積極的に参加してみるのもよいのではないでしょうか。

時間の経過を待つ

なかなか前向きな気分になれないといった場合は、割り切って時間が離婚の傷を癒してくれるのを待つという方法があります。

積極的に離婚から立ち直る方法ではありませんが、離婚の裁判などで精神的に消耗してしまった、結婚生活のことを思い出すといやな気持ちになるなど、心に大きなダメージを負ってしまっている場合は、心と体をまずはゆっくり休めることが大切です。

カウンセラーに相談する方法もある

円満離婚か裁判を経ての離婚かによって、離婚後の心身へのダメージは異なります。

夫婦双方が合意してある程度前向きに離婚できれば、離婚がつらいと感じることは少ないです。

しかし、子どもの親権を争ったり離婚条件でもめたりしたうえで、やっと離婚できたといった場合は疲れ切ってしまい何も手につかない、落ちこみが酷いといった状態になってしまう可能性もあります。

仕事や育児、家事が手につかず日常生活に支障が出るような場合は、心療内科、精神科などでカウンセラーに離婚後の生活との向き合い方を相談してみるのもよいでしょう。ひとりで行くのが難しい場合は家族や友人に協力してもらいましょう。

まとめ

離婚は心身ともに少なからずダメージを負ってしまいます。離婚したから気分爽快という方はあまりいないでしょう。現実にはひとりで新しい生活をしていかなければなりません。自分の気持ちと向き合い自分がやるべきことを整理すればだんだんと気分もまぎれるでしょう。しかしなかなか明るい方へ気持ちが切り替えられない場合はカウンセラーに悩みを相談するなどして早めに自分の心のケアを行いましょう。