パートナーとの離婚を回避する方法は?NG行動はなに?
現代において、離婚する夫婦は、もはや当たり前に存在するといってもよいでしょう。しかし、お互いにうんざりして離婚することもあれば、片方は離婚を回避したいと考えることもあります。そこで今回は、パートナーに離婚を申し出られた場合に離婚を回避する方法を紹介します。離婚が決まる前に、できることがきっとあるはずです。
パートナーとの離婚を回避する方法
相手が離婚を望んでいる場合、冷静な対処が不可欠です。以下に、対処法を紹介します。
相手が興奮している場合はいったん時間を置く
まず、相手が興奮している場合は、その場で話し合うのは避け、一時的に時間を置いてお互いが冷静になった後に話し合うよう努めましょう。
感情的な状態での会話は、ますます問題を複雑にし、解決を困難にする可能性があります。
相手の意見や不満を真剣に受け止める
冷静な状態で話し合う際には、相手の意見や不満を真剣に受け止め、自分の立場や考えもきちんと伝えることが重要です。
この際、責めたり攻撃的になったりするのではなく、お互いが納得できる解決策を模索する姿勢が必要です。
謝罪と改善策の提示をする
さらに、相手の不満や問題点については、できる限り謝罪し、改善策を提示することが重要です。
謝罪は誠意を示す行為であり、相手の心を開かせる第一歩となります。その上で、自分自身が改善すべき点があれば、積極的に取り組みましょう。相手との関係を修復するために、努力を惜しまず行動する姿勢が求められます。
コミュニケーションを増やす
さらに、離婚回避を望むならコミュニケーションを積極的に増やすことも大切です。
適切なコミュニケーションがないと、問題が解決せずに蓄積し、再び同じような状況に陥る可能性が高まります。定期的な会話や一緒に過ごす時間を増やすことで、お互いの理解を深め、関係を強化することができます。
離婚の回避には時間と忍耐が必要不可欠
最後に、離婚回避のためには時間と忍耐が必要です。
問題解決は一朝一夕には行われません。継続的な努力と理解を示すことで、お互いの関係を修復し、離婚を回避する可能性が高まります。
離婚したくない場合にとってはいけない行動
離婚回避を望むなら、とくに避けるべきNG行動があります。
順番にみてみましょう。
相手を責める
まず、相手を責めることは避けるべきです。
相手が離婚を望んでいる状況で責められると、彼らはますます追い詰められ、離婚の決意が強まる可能性があります。その代わりに、相手を尊重し、感謝の気持ちや相手を立てる態度を示すことが大切です。
別居
別居も離婚回避の障害になります。
別居は、離婚の機運を高める可能性があり、長期間続くと法的にも離婚原因として認識されることがあります。また、別居によって夫婦の関係がさらに冷え切ってしまい、離婚への心理的準備が進むことも考えられるでしょう。したがって、別居はできる限り避けるべきです。
感情的になる
感情的になることも避けなければなりません。
感情的な反応は、問題解決の障害となり、相手とのコミュニケーションを妨げる可能性があります。冷静で客観的な立場を保ち、問題に対処することが重要です。
周囲に問題を広めない
さらに、離婚を回避したい場合は、周囲に問題を広めることも避けるべきです。
友人や家族に相談することは誰にとっても自然な行動かもしれませんが、そのような行動は逆に問題を複雑化させる可能性があります。周囲の人々の介入で、話がこじれたり、余計なプレッシャーがかかったりすることがあります。
離婚回避のために知っておきたい離婚届の知識
離婚を回避したい場合、離婚届に関する注意点を理解しておくことが重要です。
すぐに離婚届を書かない
まず、相手が離婚届の書類を提出するよう求めてきても、ただちに書類を書くべきではありません。
相手が「とりあえず離婚届を書いて欲しい」と言ってきても、要求には応じないことが重要です。なぜなら、離婚届を書いて相手に渡してしまうと、その後に相手がそれを提出するかどうか、またいつ提出するかなどを制御できなくなるからです。
相手が「保険のようなもの」と言っても、離婚届を書くことで相手の意図や行動をコントロールできるわけではありません。このような状況での行動は、離婚届を相手の意思だけで提出されてしまい、離婚の流れを加速させる可能性があります。
離婚届の種類に注意する
また、離婚届の書類についても注意が必要です。
離婚届には本人が署名押印する欄がありますが、そのほかの記載欄については誰が書いても構いません。右ページの一番下の欄に署名押印してしまった場合、ほかの情報を追加しなくても相手が書き込んで提出する可能性があるため、慎重に対処する必要があります。
相手が勝手に離婚届を提出する可能性を考慮する
さらに、相手が勝手に離婚届を提出することもあるため、自衛策として役所で「離婚届不受理申出」をしておくことが重要です。
これにより、本人が提出する以外の離婚届は受け付けられなくなり、相手が無断で提出することを防げます。対策を講じることで、離婚を回避するための手段を確保し、安心して対処することができます。
まとめ
パートナーとの離婚を回避するためには、冷静な対応が肝要です。興奮した状態での話し合いは避け、相手の意見や不満を真剣に受け止める姿勢が重要です。謝罪と改善策の提示、そしてコミュニケーションの充実も不可欠といえます。一方で、責める行動や別居、感情的な反応、周囲に問題を広めることはNGです。また、離婚届に関しては、相手の要求には即座に応じず、勝手な提出を防ぐための対策を講じることが重要です。この記事が、離婚を求めるパートナーとの関係修復のきっかけにつなげましょう。