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もっとも多い離婚理由とは?男女別に離婚の原因を解説

公開日:2022/02/01  最終更新日:2022/02/09

昔は「離婚した」人に対し、世間の目も厳しかったから我慢して結婚生活を続けるのが一般的でした。しかし、近年夫婦の3組に1組は離婚するといわれており、離婚することはもう特別なことではなくなってきているようです。他人様の離婚の理由、気になりませんか?気になるあなたに、男女別の離婚の原因を解説しましょう。

男性に多い離婚理由

男性に多い離婚理由を見ていきましょう。

■ 妻と性格が合わない

これは、よく耳にする離婚の理由だと思います。実際に、男性の離婚の原因はこの性格の不一致がもっとも多く、夫婦として一生添い遂げることが難しいと判断するようです。

■ 虐待や暴力

夫が妻を虐待したり暴力を振るったりするのではなく、妻が夫を虐待したり暴力を振るったりするケースも増えてきているようです。虐待は精神的なものであることが多く、暴言を吐かれたり精神的に追い詰められたりして、心身のバランスを崩してしまう夫もいます。

■ 妻の不倫

昔は浮気・不倫というと夫が原因であることがほとんどでしたが、最近は妻の不倫が原因で離婚に至るケースも増えてきています

■ 自分の不倫

夫である自分が不倫しており、相手の女性と一緒になるために妻に離婚を迫るというケースもあるようです。非常に身勝手な離婚理由ですが、このような理由ではすんなりと離婚することは難しいはずです。

■ 家族や親族との不仲

妻が夫の家族や親族と折り合いが悪い、付き合うことを拒むといった理由で離婚する夫婦もいます。将来は親と同居することを妻に伝えていたのに、妻が同居を拒否し離婚にするケースもあるうえ、同居してみたら妻が夫の親に冷たく当たり、別居もできないので離婚に至るケースもあります。

女性に多い離婚理由

女性に多い離婚理由について見ていきましょう。

■ 夫と性格が合わない

男性の離婚理由のトップは性格が合わないこと、そして女性の場合の離婚理由でも、やはり性格が合わないことがもっとも多いのだそうです。

■ 夫が生活費を渡してくれない

夫婦やその子どもが生活していくための、必要な生活費を渡してくれないという離婚の理由も多いようです。稼いだお金はギャンブルや自分の趣味のために使ってしまい、まったく渡してくれない場合もあれば、必要最低限に満たないお金でやり繰りしろと、無理なことを押し付けるケースもあります。

結婚する前は何もかも親任せで、生活するためにお金がどのくらいかかるか理解していない夫の場合、生活費が不足していると伝えても妻の管理が悪いと責めることもあるようです。

■ 虐待や暴力

夫からの虐待や暴力が原因となる離婚も多いのですが、そのような理由で離婚を決意しても、実行するまでは時間がかかってしまうことも多いといわれています。肉体的な暴力はDV(ドメスティック・バイオレンス)と呼ばれていますが、最悪の場合命の危険に関わることでありながら、暴力を受けている妻から離婚を切り出すのは難しいものです。

離婚を告げたことでさらに暴力を振るわれる恐れもあるのですが、暴力を振るった後に夫が急に優しくなるなど、関係修復に期待を持ってしまうことでも、妻から離婚を切り出すことをためらわせてしまいます。また、虐待には精神的な虐待もあり、妻の身体を傷つけることはなくてもものにあたって恐怖を与えたり、人格を否定するような言葉を投げかけられたりもします。

■ 浮気・不倫

意外ですが、離婚の原因の1位は夫の浮気や不倫ではありません。夫の浮気や不倫がわかっても、離婚すれば子どもが可哀そうだという理由や、シングルマザーとして生活していく自信がないという理由で、すぐには離婚に踏み切れない人も多いものです。

また、もともと浮気性の夫だから仕方ない、生活費をもらえるならどうでもいいと諦めている人もいます。妻に有利な条件で離婚するためには、不倫している証拠を集める必要があり、裁判に持ち込むことになれば手間も時間もかかってしまいます。

もっとも多いのは「性格の不一致」

男女共に、離婚の理由のトップは性格が合わないこと、「性格の不一致」です。結婚前にお互いの性格はわかっているつもりでも、いざ一緒に生活してみたら全然合わなかったと気がつくこともあるもの。交際しているときは、何を話しても楽しく時間があっという間に過ぎ、ずっと一緒にいたいとお互い思っていたのに、多くの夫婦が時間の経過とともに「こんなはずじゃなかった」と感じるのだそうです

考えてみれば、結婚するまでは異なった生活スタイルの家庭でそれぞれ育っているため、食べ物の好み、習慣も常識も違って当たり前、同じ方が不思議です。交際を始めるきっかけに「性格が合う」ことも含まれていたはずですが、実際に夫婦として生活してみると細かいことが気になったり、ズレを感じたりすることが蓄積され、結果として性格が合わないと感じるようになります。

■ 性格の不一致だけで離婚はできる?

性格の不一致により夫婦とも離婚を希望しているなら、問題なく離婚は成立するでしょう。しかし、一方が性格が合わないことを理由に離婚を主張しても、もう一方が納得しない場合は離婚することが難しいようです。

離婚に納得しなければ裁判に持ち込む可能性がありますが、性格の不一致が離婚の理由として法的に認められることが困難だからです。ただし、夫婦関係がすでに破綻した状態で、修復が不可能だと認められるだけの証拠があれば、離婚が認められる可能性があります

 

離婚の理由はさまざまですが、男女ともに性格の不一致がもっとも多いという結果でした。残念ながら、結婚して夫婦となったことでそれまでの円満な関係が崩れてしまうこともあるようです。性格の不一致とはいいますが、結婚して性格が変わったわけではなく、本来の姿がようやくハッキリと見えるようになっただけでしょう。「合わない」からと離婚を考えるのではなく、まずお互いの違いを認め、歩み寄るために話し合うことをおすすめします。

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