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パラリーガルはチームを支える重要な人材!役割とキャリアパスを解説

公開日:2023/11/01  

法律事務所でパラリーガルとして勤務したいと考えている人は、パラリーガルの役割と責任について知っておきましょう。最近は日本でも知られるようになってきましたが、まだ認知度が低いのが現状です。今回の記事では、仕事内容、必要なスキルと能力、キャリアパスについて紹介します。目指している人は参考にしてください。

パラリーガルの役割と責任

弁護士の仕事をサポートするので、法律的な知識が求められます。

基本的には弁護士のアシスタント業務

パラリーガルは、秘書ではなく弁護士のアシスタント業務を担当します。たとえば、相談者と弁護士の打ち合わせの準備や日程の調整などを行います。

相談者とのファーストコンタクトを担当する

電話対応、面談設定、面談時のヒアリングなどを行います。相談者とのファーストコンタクトを担当するので、法律的な知識が備わっていないと面談時のヒアリングが難しくなります。

一般企業の営業事務のイメージが強い

弁護士が活動しやすいようにサポートするのがパラリーガルなので、一般企業に例えると営業事務のイメージが強くなります。資料の作成や庶務などを行うのが一般的ですが、規模が小さい法律事務所では業務内容が異なる場合があります。

パラリーガルのスキルと必要な能力

弁護士をサポートする能力が求められています。

サポート力

弁護士から指示された仕事をこなすだけではなく、プラスアルファの仕事が求められています。常に先回りして物事を考えることが求められるので、サポート力が高い人に向いています。

事務スキル

事務職の経験がある人は有利に働くでしょう。文書の起案や資料の作成などを担当するので、こちらのスキルは欠かせません。事務スキルのレベルが一定以上であることが、採用条件となっている場合があります。

法律事務所が扱う業界の知識

これまでの自分の経験を活かしたいと考えている人は、法律事務所の得意分野や専門分野を把握しておきましょう。

法律事務所の得意分野や専門分野を把握したあとに、求人に応募するとミスマッチを防げます

たとえば、不動産会社で勤務した経験を活かしたい人は、遺産相続などが得意分野である法律事務所に就職しましょう。

海外案件を扱う法律事務所は語学力

日本の法律事務所で勤務するときは、パラリーガルに語学力は求められていません。しかし、外資系の法律事務所に就職を希望するときには、語学力が欠かせないでしょう

英文の作成、電話の応対、翻訳などの作業に携わるからです。

パラリーガルのキャリアパス

年齢に関係なく勤務できるので、育児や介護と両立しやすくなっています。

平均年収は373万円

法律事務所の規模にもよりますが、平均年収は373万円となっています。大手法律事務所の平均年収は500~600万円です。中小規模の法律事務所の平均年収は300~550万円です。秘書事務や一般事務のみの場合は300~400万円です。

ただし、高度なスキルが求められる案件を多く抱える大手法律事務所では、年収が800万円以上となっている人もいます。パラリーガルは一般事務職よりも年収が高くなっているので、専門的な知識とスキルが評価されていることになります。

年収アップを目指すには

パラリーガルとしての専門性を高めながら、よりよい条件の職場に転職する方法があります。

それ以外にも、規模が大きい法律事務所に就職すると、同じパラリーガルでも年収に違いがあります。ただし、そのぶん扱う仕事の内容のレベルが高いので、ハードワークになる可能性があります。

年収アップ以外にもワークライフバランスを充実させたいと考えている人は、安易に考えないようにしましょう。

困っている人の役に立てる

依頼者の役に立てるので、社会的意義の大きな仕事ができます。無事にトラブルが解決できると、やりがいを感じられるでしょう。

年齢に関係なく活躍できる

何歳でも勉強熱心であれば活躍できます。その一方で、法律の改正などに対応できなくて退職してしまう人もいます。年齢に関係なく活躍できますが、常に変化に対応できる能力も求められています。

法務部や専門事務の転職に強い

スキルや経験を積めば、転職はそこまで難しくありません。また、全国に法律事務所があるので求人に応募しやすいでしょう。転職先でもこれまでの能力を活かせます。

育児や介護と両立しやすい

パラリーガルのおよそ8割は女性となっています。育児や介護と両立しやすいので、無理なく仕事を継続できるでしょう。ライフスタイルに合わせて雇用形態を自由に選べます。

ワークライフバランスが充実する

平日に勤務して土日祝は休日になっているケースがほとんどです。そのため、ワークライフバランスが充実するでしょう。なかには、深夜残業にならないように配慮している法律事務所もあります。

まとめ

弁護士をサポートする役割を担っているパラリーガルは、チームを支える重要な人材です。弁護士から指示された仕事をこなすだけではなく、常にプラスアルファの仕事ができるように経験を積みましょう。

転職にも強いので、勤務中に必要な知識とスキルを習得してください。ワークライフバランスが充実するので、プライベートの時間を確保したい人にも向いているでしょう。

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