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離婚率の高い年齢はある?

公開日:2020/03/15  

離婚をする理由は、家庭によってさまざまですが、比較的若い世代のほうが離婚率が高い傾向があります。年齢層によっては、理由などの違いもあるため、どのような年齢層で離婚率が高く、またその理由なども把握してみましょう。

30代前半の年齢層は離婚率が高い

30代になると、仕事なども責任ある立場になる方もいれば、働き盛りという時期でもあります。そのような時期になれば、仕事に対してのやりがいなどもでてくるため、仕事中心の生活をする方も少なくありません。結婚をして家庭を持つことにより、両親共働きで収入を得て生活を成り立てているという家庭も多いでしょう。

ですが、それぞれが収入を得ている状況なら、自分一人でも生活を成り立たせることができるという考えを持つ場合もあります。そのため、夫婦間で意見の相違や子供がいれば子供の教育方針などの違いから家庭内トラブルに発展する場合もでてきます。このような状況になった場合に、収入があり生活ができるという自信がある方ならば、経済的な不安などもあまり感じることなく離婚に踏み切れてしまうケースもあります。

また、結婚をした時期にもよりますが、数年ほど共に暮らすことで愛が冷めてしまうケースも理由の一つです。共に生活をしていれば、相手のいいところだけでなく、悪いところもみえてきます。生活上のすれ違いや自身との生活習慣の違いなどから徐々に相手に対する気持ちが冷めてしまうこともあります。

金銭的な余裕がある状態、子供に対しての意見の違い、お互いの愛が冷めてしまう、このような理由が離婚率の高さにつながるといっていいでしょう。

20代も離婚率が高い傾向がある

20代では、若い時期でもあり仕事や恋愛などにも積極的に行動していく方も多いでしょう。人によっては、恋愛がうまくいき、20代のうちに結婚をしてしまう方もいます。若さゆえの勢いなどもありますが、実際に結婚生活が始まってみると、人生経験の浅さなどがでてしまうケースもあります。

家事の分担がうまくいかない、時間的なやりくりができずに無駄にストレスが溜まってしまうなど夫婦生活がぎくしゃくしてしまうケースも少なくありません。その他にも、働いてはいても若い時期では収入がそれほど多くありません。金銭的なやりくりがうまくいかないということで悩んでしまうこともあります。

このように、20代というのは若さゆえの行動力はあっても、人生経験をそれほど積んでいないためその影響が夫婦間でトラブルとなってしまうという可能性もでてきます。特に家事の分担などがうまくいかないと徐々にお互いの気持ちが離れてしまう結果になることも多いでしょう。

家庭での生活ということも大切ですが、若い時期というのは遊びたい盛りでもあります。その点からも、家事の分担がうまくいかないと二人で旅行を楽しむ、遊びに行くなどの時間がとれない、一人の時間などを作ることが難しいなどいろいろとストレスを溜めてしまう結果になりかねません。

熟年離婚も増加傾向にある点もチェック

夫婦として長い間連れ添って生活をしている家庭も多いですが、子供の自立をきっかけにする場合や夫が定年退職をした際を機に離婚をするというケースも増えています。子供がまだ親の手を離れない時期というのは、何かと世話をやくなどするものですが、子供が仕事を始めて、家庭を持つなどの状況になれば、子供の世話をやかずに済みます。

その状況になると、夫婦間がうまくいっていれば問題ありませんが、長年連れ添ったからこそでてくる不満、ストレスなどによって離婚を決意する方もいます。また、夫が仕事をしている時期は、平日などの昼間は仕事で家を留守にしているためそれほど気になりませんが、いざ、夫婦で常に同じ家にいる状況となると、お互いの関係がぎこちなくなってしまう、ストレスを感じてしまうケースもあります。そのため、一緒に暮らすことが難しくなりでて行ってしまうという方もいるでしょう。

その他にも、長年、共に暮らすことでさまざまな出来事もあります。精神的な虐待につながってしまうような言葉を相手からされてしまう、ささいな一言であってもそれが長年積み重なってしまうことで、我慢の限界がきてしまうこともあります。そして、浮気や不倫などの発覚なども理由の一つです。

 

このように、離婚率が高い傾向のある年齢層をチェックしてみると、働き盛りの時期や若い世代、熟年といわれる時期であってもさまざまな理由から連れ添った二人が別れてしまう原因になることがあります。必ずしもこの時期を乗り切ったからといって、その後常にうまくいくということではありません。

ですが、人生の節目や仕事の区切りの時期などは家庭にとっても分岐点になるケースもあるため、節目などはある程度意識しておくことも大切です。結果として、離婚をする必要がある場合には、二人での話し合い、それでも決着がつかない場合には第三者を交えての話し合い、最後は裁判による決着をつける必要があります。

裁判をするという場合には、弁護士に依頼してみることも大切です。プロのサポートがあるというのは、心強いという点が大きなメリットといえます。東京でも多くの弁護士がいるため、離婚問題に強い弁護士に依頼をしてみましょう。

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